久野研究室では、素粒子物理学の研究を通して、万物を支配する法則の理解と宇宙創成の根源的な謎の解明に挑むことを目的としています。素粒子は物質を構成する最小単位の基本粒子です。この素粒子を実験的に研究し、約138億年前のビッグバンによる我々の宇宙の誕生の謎について明らかにしていこうとしているのです。

物理学は物事の根源を追求する学問です。物理学の考え方は多くの科学技術の基礎となっています。その中で、素粒子物理学は、最も基礎的で物理らしい分野です。多くのことがまだ未知でありますが、これまでの長い歴史に築き上げた素粒子物理学の学問体系の美しさはたとえようもありません。

物理学は還元主義的な学問ですので、実験をして自然を調べることが重要になってきます。特に、実験物理学では「ものつくり」が大事だと考えています。机に向かっているだけでは、現実の世界で有用な研究をすることはできません。実際に、実験装置を設計し製作し試験することが重要です。これらを経験することにより、将来、アカデミックな分野または社会に出ても、自信を持って社会をリードする人材になることができると信じています。

素粒子物理学は日常の生活とは関係ない学問と思われるかもしれません。しかし、素粒子物理学から多くの科学技術が派生しています。また、素粒子の実験物理学の研究にたずさわり、それから研究課題に対する取り組み方や考え方を身につけることにより、将来大きく飛躍することができるでしょう。久野研究室に入って、自由な雰囲気の中で「ものつくり」の楽しさや研究の楽しさを体得してもらえればと思います。

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 久野研究室
tel: 06-6850-5565
fax: 06-6850-5561