現在、世界各国の研究者達が協力してニュートリノファクトリーとミューオンコライダーを建設する計画が検討されています。ニュートリノファクトリーは大強度ニュートリノ源です。高エネルギーに加速された蓄積リング内のミューオン崩壊から生成されます。

このニュートリノを用いたトピックスとしては
ニュートリノの混合行列の精密測定
ニュートリノ振動におけるCP非保存の探索
等が挙げられます。

またミューオンコライダーは次世代の高エネルギーフロンティアを切り開く加速器として期待されています。

ニュートリノファクトリーとミューオンコライダーの重要な要素の1つとしてビームのイオン化冷却法があります。この方法はビームの質を良くする技術です。ミューオンのイオン化冷却は極低温の液体水素標的に ビームを通過させてさらに高周波電場により加速することを数回繰り返すことによって達成されます(図1参照)。このミューオンイオン化冷却法の実証実験がMICE(Muon Ionization Cooling Experiment)です。MICE実験は2006年からイギリスのラザフォードアップルトン研究所で開始される予定です。

私達はフェルミ国立研究所(米)とインペリアル大学(英)の研究者と共同でミューオンビームのエミッタンス(ビームサイズやビームの運動方向)を測定するためのシンチレーションファイバーを使った飛跡検出器の開発を行なっています。

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